介護初挑戦、36歳男性スタッフの“リアル”

先日やっと1つの送迎ルートをマスターでき、送迎担当として1人立ちする事になりました。

ここまでくるのに想像以上に苦労しました。

面接の時に「運転はできます」と言ったものの、頻繁に運転していたのは何年も前で、府中の土地勘も全く無く、不安しかありませんでした。

先輩スタッフや副所長に同乗してもらった回数は7回以上。

運転テストでも、道を中々覚えられず3回落とされました。

ちなみに先輩は最初に一度だけ隣に乗ってもらって、次から1人で行けたそうです。

はっきり言って凄すぎます。

他の先輩からは、僕の弱気な様子を見かねて「男の子でしょ!!」って言われてしまいました。

確かに僕は男です。
出来ると言ってしまった以上はやるしかないのです。

新人タクシードライバーのブログなどを見て自分なりに勉強したり、仕事が終わった後に練習させてもらいました。

とにかく、何回も何回も同じルートを走って覚えました。

実際に利用者の方を乗せて走る時は安全が一番なので、ナビをいちいち見ながら運転は出来ませんからね。

だからテストの時も、もちろんナビ無しで運転しました。


最初のテストではひどいものでした。

「右行きます」と言って、左ウインカーを出していたり・・・。
道はほとんど合ってないし。

結果は言うまでもなく『不合格』。

Googleマップでイメージトレーニングもしたし、日頃から練習させてもらってるしで、 2回目のテストは自分なりには結構自信をもって挑みました。

しかし、緊張しすぎたのか道を4カ所も間違え、しまいには目的地を通り過ぎました。

しかも、前回のテストで間違った、同じところを。

変にあがってしまい、ケアレスミスが目立ち、もちろん『不合格』。

正直いけると思ってたので、かなり悔しかったです。

当初の予定では既に1人で運転しているはずだったので、そう思うと逆に不合格で良かったのかもしれませんが。

その思いもあって、2日後の再テストでは自分を信じて運転し、パーフェクトで『合格』をもらえました!!

本当に嬉しかったです。

慣れたら別ルートも担当する予定なので、またその時はテストがあると思うので気は抜けませんが。

デイサービスの送迎では、認知症の方や身体に不自由のある方をお乗せするのですから、席順や乗降にも十分注意しなければなりません。

利用者の方の特徴をしっかりと把握し、その方にあった対応をする為にも日々しっかりとコミュニケーションを取っておく事が、車の運転技術と同じぐらい大切なのかもしれませんね。

デイサービスでのドライバー業務は、単に運転するだけが仕事ではないので、本当に多様なスキルが必要になります。

初心を忘れず、若手ドライバーとして『安全第一』で日々頑張っていきたいと思います。