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10 月の研修テーマは「転倒予防」。 YWCA の専任講師による中身の濃い内容でした。「転倒予防」と言えば足腰の体操を思い浮かべますが、それだけではなく脳の処理能力が重要だと教わりました。転倒予防には認知症予防と同じく、頭の体操が効果的。例えば言葉遊びの「あの付く言葉」「花の名前」、暗算で「100から7 ずつ引く」など。ご家庭でもゲーム感覚で試されてはいかがですか?
目標、115 歳。
父は青森、秋田で裁判官として勤め、その後朝鮮総督府裁判所高等法院へ裁判官として転任。私は、大正3年11月、6人兄弟の末っ子として転任先の朝鮮で生まれた。19歳まで釜山にある馬山公立高等女学校へ通い、卒業後帰国した。大学は日本女子大学国文科に入学した。2年生の時、肺結核の初期症状である肺尖カタルに罹る。東大医学部卒の姉から「そんな大学辞めてしまえ」の一声で大学を辞め、大森にある家庭科学研究所で家政を学びだした。これは、家政を科学的に捉えた学問で、日本中の偉い先生方の指導のもと2年間を有意義に過ごすことができた。
結婚は、30歳を過ぎた頃。この頃から習字の勉強を始め、その後習字の先生として長い間、子供たちや大人に教えた。また、現東京女子医大の創設者でもある吉岡彌生さんが会長を務めた、東京連合婦人会の書記としても6年間従事した。
体は弱かったが、こうして長生きしている。モットーは、「くよくよしない。人と争うことなく、ずーっと平らに生きる」こと。
今は長女一家と同居し、2階で寝起きしている。“デイサービス ももたろう” は、週1回習字の日に通っている。その他の日は、家でテレビを観たり、新聞を読んで過ごしている。
あと16年、何もしないで生きていきたい。
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「ただ3年生まれと言ったら、昭和3年としか思われませんよ」とスタッフが言うほど、お顔もつやつやで皺もなく、見た目も大変お元気な方です。とてもとても、今月末で99歳になられるとは思えません。親戚の方が114歳までお元気に過ごされたことから『115歳まで生きる!』が目標のよう。「何もしないで生きていきたい」と仰られますが、習字の日はみっちり 1 時間半、大変集中して取り組まれています。
“デイサービス ももたろう” では、『昔取った杵柄』を活かし、集中できる環境づくりに努めています。「私は趣味なんて無かった。何もしたくない」と仰られていた方も、昔裁縫をしておられたことから、今では刺繍や着彩等の集中出来る活動を見つけ、日々楽しく取り組んでおられます。