介護初挑戦、36歳男性スタッフの“リアル”

『デイサービスももたろう』で働き始めてから二週間が経ち、ほんの少しですが職場の環境にも慣れてきて、利用者の方にも何となくですが、顔を覚えて頂けるようになってきました。

入ったばかりの新人は、慣れない業務や覚えなくてはならない事が沢山あり、毎日「クタクタ」になります。これはどんな仕事でも、誰もが一度は必ず通る道ですよね。

皆さんは介護職にどんなイメージをお持ちですか?ネットで言われている介護職に対するイメージは、「大変な仕事」「低賃金」「高い 離職率」といったマイナスのイメージが多いようです。実際のトコロはどうなのでしょうか。

新人二週間目の、僕自身がこの介護の仕事を通じ、日々どう感じているか、今の自分が思っている仕事に対する考え方、モチベーションを保つ為に工夫している事などを、生意気なのを承知のうえで新人なりに紹介したいと思います。

まず日々の仕事ですが、まだまだ新米な僕は業務一連の流れをきちんと把握しきれておらず、他のスタッフの方の足をひっぱっている事が多いので「お金を貰って勉強させてもらっている」気持ちでいます。 こればかりは、とにかくこなして覚えていくしかないと思っているので、時間が解決してくれるものかなと思っています。

利用者の方と直接的な関わり以外にも、 施設の掃除・洗濯・書類関係の作成・ドライバー業務などなど、仕事は沢山あります。その中でも失敗が許されないのが、利用者の方の安全確保です。どこかに躓いたりして、転倒でもしたら取返しのつかない大きな事故に繋がる恐れがあります。そのためスタッフの皆さんも一番ピリピリしているトコロではないかと思います。

利用者の方との関わり方に関しては、認知度も違えば、性格も様々。人相手の仕事ですので、コミュニケーション力はある程度必要だとは思います。でも、わざわざこの仕事を選ぶ方は、元々人相手の仕事を得意とする方が多いような気がします。

僕は介護職を「大変な仕事」とは思っていません。むしろ、レクリエーションなどで利用者の方と一緒になって楽しくお仕事させてもらっていますし、スタッフの方たちも分からない事はちゃんと教えてくれるし、とても良い環境です。

「低賃金」に対してですが、普通に生活をしていく分には不自由はしないほどの賃金だと思いますし、この仕事を選ぶとき、僕はあまり気にしていませんでした。何故なら、「お金を稼ぐためだけ」にこの仕事をしている訳ではないからです。

前回のブログ「僕がももたろうに入ったワケ」でも紹介した、この仕事を選んだ大きな理由の一つが「損得勘定ではなく、純粋に人の役に立てる仕事がしたい」でした。「お金を稼ぐこと」に執着するのなら、もっと他の仕事を選んでいると思います。

勿論『お金』は生きていく為に「とても重要」なものではあると思います。しかし、人生を豊かにし、幸せに過ごす条件は、人それぞれの考え方や価値観があると思います。今の自分にとって、『お金』より「人から感謝され、必要とされ、人に幸せを与えること」に価値を感じています。その為に一生懸命仕事をして、結果としてお金を頂き、自分らしい生活を送ることこそが、人生を豊かにできる方法だと思っています。

以前の仕事では、心を亡くして大きな金額を得ていましたが、今では身の丈に合う生活ができる分だけあれば良いと思っています。

つまり僕が伝えたい事は、物事に対する考え方を少し変えるだけで、「大変な仕事」から「やりがいのある仕事」に変わり、「低賃金」から「身の丈に合った生活」に変わり、結果的に「高い離職率」の職種は、かけがえのない「生涯の仕事」になると考えています。

仕事以外でもプラス思考になると、ストレスも無くなり、常に高いモチベーションを保てるような気がします。そうは言っても感情に左右され、マイナス思考になる時もあります。僕は何かに失敗して気持ちが落ち込んだりした時は、自己啓発本を読んだり、感動する映画を見たり、名曲を聴いたりしてプラスの思考になるような工夫をして、心のバランスをとるようにしています。

今まで述べたことは、あくまでも僕個人の考え方や意見であって、それぞれ考え方、環境、生活感など様々かと思います。このブログを読んで頂いた方の中に共感して頂ける方が現れ、少しでもその方の「ライフワーク」に良い影響を与えることが出来れば幸いと思っています。